絆～義理の親子～ (ページ11)

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３話ページ11

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～

「ほんとに入らないの？」

「お母さんに関係ある？」

「雫さん。部活は無理に入るものじゃないから」

昨日の夜、部活はどうするのと言われ、入らないと答えたらこの始末。
朝っぱらから、こんな話したくないんだが？

～

「詩ー。ほんとに入らないのー？」

「朔玖もお母さんみたいなこと言うなよ」

「えー？！ごめん！！」

４人で登校する早々、これはキツい。
なんで、こう、お母さんと同じ事するんだ？
地雷なんです…。お兄さん。

「まぁ、中学の時も幽霊部員だったしな」

「部活向いてないんだよ。詩は、やる気がないから」

「お前ら、僕の悪口言い過ぎな？」

知ってるよ。
自分にやる気がないことくらい。
やめてくれ

「詩」

「ん？」

「帰り俺ら一緒に帰れねぇけど」

「どうにかする」

～

「一人で帰りたくない」

「言うと思った」

よく分かってらっしゃる、太陽さん。
でも、部活入りたくない…

「詩って意外と甘えんぼ？？」

「一人嫌いなんだよ」

「陸上部に入ろっ！」

「入りません！」

なんでこいつら逆にやる気しかないんだよ。
僕を一人にするなよぉ

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