#10話 ページ11
『…あ、ぶるーく、おはよ〜』
「…ぉ゛、おはよぉ…」
…起きると、朝から生き生きと元気に体操をしているAから挨拶された。
心做しかAは、ストレスが発散されたような…そんな清々しい表情をしていた。
一方、僕の方はと言うと…
『ねぇねぇぶるーく、跡とか付いた？
ちょっと見せて見せて！』
「っあ、ちょｯ…」
Aは、何故かワクワクしながら僕の服を捲ってきた。
…今の僕の体には、昨日の縄で縛られた跡が赤く、くっきりと残っている。
その跡を確認したAは、口角を横に広げてニヤつきながら笑いながら、僕の体をなぞってきた。
「…ｯ、ぅ…///」
『えへへ、跡付いちゃったね？
可愛いね、ぶるーく！』
そう言いながら、Aは背伸びしながら僕の頭を少々手荒く撫でてきた。
…僕はと言えば、昨日のことを思い出しているのと、Aが優位に立っていることを自覚しているから、照れながら俯いている。
Aを守りたいと願った自分がAにいたぶられている現実が気に食わないが、それが願望でもあるので超絶に複雑な気持ちでいる。
‥……＿＿＿＿＿＿＿＿
「う゛ｯ…、A、苦し、ｯ♡」
『…いやいや、優しくなんてするわけなくない？
…というか、ぶるーくにはこれぐらいがいいんでしょ？』
僕のことを何もかも見透かしてくれているかのような、あの見下されるような瞳。
「い゛ｯｯ♡♡」
『やめてよ、もっと可愛い声で鳴いてよね』
あの、力を込められる度に自分に食い込んでくる縄の感触。
『あれ、もうへばっちゃったか…？』
「…
もっと縛ってくださいｯ、A様！！♡」
僕は、どうしようも無いほど君が好きなんだ。
＿＿＿＿＿＿＿……‥‥
『…わぷっ、何ぶるーく、苦しいよっ…？』
「…んーん、なんでもないよ…」
Aのことを抱きしめて、自分の胸板にAの顔を押し付ける。
僕に対して攻める時と、いつものAの態度は、結構違う。
「…はぁぁぁ〜〜〜…」
『…？、？本当に何…？大丈夫？』
Aは、僕の余りの元気の無さに心配になってしまったのか、そのまま腕を回して背中を摩ってきた。
「…んーん、Aが今日も可愛いなぁって」
『へｯ！？///
…な、なんなのもう！離して…！』
…ごめん、A
僕今、とっても
__完
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aru。@低浮上(プロフ) - 黒狐さん» はわわありがとうございます！！！︎💕︎︎褒めて頂けて嬉しいです…天才だなんて、！！！次…！作れたら作れるように頑張ります、！！ (5月1日 23時) (
レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 初コメ失礼します!この作品大好きです!!立場や関係性が面白かったです👮♀をテーマにするの天才すか？次も楽しみにしてます！ (5月1日 21時) (レス) @page12 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - はまちさん» わ〜…！スマホお持ちになられたんですかね？コメント、ありがとうございます、嬉しいです…！このシリーズ、書くのも楽しいので…自分に出来るペースで頑張っていきます！ (3月17日 13時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - knさんver見てたときは自分のスマホ無かったのでコメント出来なかったのですが本当にこのシリーズ大好きです！！！！！！無理されない程度に頑張ってくださいっ (3月17日 8時) (レス) @page3 id: c6a19fb5e2 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - しらたま。さん» 見ていただけてとっても嬉しいです…！！こちらにも、応援ありがとうございます！！精一杯自分なりに努めますので！！ (3月14日 7時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2024年3月12日 19時
