早く俺のものになって ページ22
学校に着き、Aはぺいんとに手を振りながら教室に入れば、直ぐにらっだぁが気付いて手を振ってくる
Aもそれに気付いて振り返しながら近ずいて行く
rd「おはよーA」
『おはようらっだぁ』
Aがそう返せば、らっだぁは嬉しそうに笑みを深めた
しかし、その瞳には薄らと嫉妬心が見え隠れしている
そんな事など知る由もないAは、じっと見つめてくるらっだぁを不思議に思いながら小さく首を傾げた
rd「かわ…じゃない。朝さ、ロボロとぺいんとと手繋いで登校してきたでしょ」
『え？あぁ、うんそうだよ。見てたの？』
「ちょっと照れるなぁ」なんて言いながら薄らと頬を桃色に染めるAに、らっだぁは更に好意が高まるのを感じる
そしてハッとしたように再びそうじゃない、と首を横に振って自身の邪念を消す
rd「なんで手なんか繋いで登校しちゃったの」
『ん？』
少し不満げに告げられたその一言に、Aは思わず小さく声を零した
まさか彼は怒っているのだろうか
Aはそう気付くものの、何故怒っているのかは分からない
『えっと…なんで怒ってるの？』
rd「…ぁ…あーいや、ごめん。やっぱなんでも無い。昨日ちょっと嫌な事あったから八つ当たりしちゃったかも、ごめん」
『いや、別に大丈夫だけど…らっだぁは大丈夫？』
心配そうにらっだぁの顔を覗くAに、らっだぁの胸がキュッと締め付けられる感覚がした
今すぐに誰にも触れられないように自身の胸に閉じ込めたい衝動にらっだぁは駆られるものの、そんな事をすればAは悲しみ、自身から距離を置くだろう
そんなの耐えられる訳がない
自分の醜い気持ちを箱にしまってしっかりと鍵を付けた
Aは今でもらっだぁを心配そうに見つめている
『らっだぁ？』
そう名前を呼ぶ彼女が、もし青い彼のものになってしまった時
rd「ん、あぁごめんごめん。大丈夫だって！ぽめぇは心配しすぎ」
その箱は再び開かれてしまうのだろう
「早く俺から逃げて」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隠し文字あります
ここかなって思った所を長押ししてみてもらったら出てくると思います
ぜひ探してみてください✨
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 309人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
