それでも離れられなかった ページ29
窓から降り注ぐ太陽光によって出来るロボロの影がロボロが動くのに合わせてゆらりと揺れた
pe「ろ、呂戌太…？どうした？」
ぺいんとにはロボロが怒っている理由が全くもって分からず、親友の名前を出した瞬間弟が怒り出したものだから親友が弟に何かしたのでは無いかという心配と困惑で頭がいっぱいになっている
そんな兄を前にしても、やはり最愛の人の事となるとどうしても怒りを沈められることなど出来やしない
ましてや、自分より圧倒的に前からAを知っていたぺいんととらっだぁに対する嫉妬とライバルとの差を感じ、どうしても心穏やかには出来なかった
それも仕方ない
少し頼りない兄を持ちそれを支えるため多少大人びてはいてもまだ小学生
心も身体もまだ幼く、身長が高くなるのかは分からないが未だ成長途中の子供なのだ
ゆらゆらと揺れ動く心の変わりようの速さにロボロは追いつけていなかった
rbr「ゃ、やっぱりA姉さんは兄さんやらっだぁのほ、方が、ええんや。お、俺なんて、途中で割って入ってきた子供に過ぎないもんな」
pe「呂戌太？な、何言ってんだよ」
rbr「ッ…どうせ、兄さんやって俺の事本当は好きやないんやろ？姉さんやって俺の事なんかよりらっだぁの方が、きっと好きなんやろ？」
pe「なんでそうなった！？呂戌太は俺にとって一人しかいない弟なのに嫌いになんてなるはずな」
rbr「そんな事あらへん！！ほんとはもっと3人で居たかったんやろ？俺が間に入ったから、あの猿は、2人の間に入らなくなったんやろ？」
ロボロは何となく感じ取っていた
昔は3人並んで通学路を歩いていたのはぺいんととAとらっだぁだったのだろうと
そこに自分が入ってAを独り占めしようとし、らっだぁを邪険に扱ったから気を使って離れたのだと
rbr「なんで、言ってくれなかったん？俺は邪魔だったって。なんで？」
pe「…呂戌太、らっだぁは別にお前に気を使って離れたんじゃないよ。それに、あいつも俺も、Aだって呂戌太のこと大好きだよ。だから、」
rbr「ぅ、嘘やうそ！！絶対信じひんから！！」
ロボロは、そう言ってランドセルを乱雑に掴んで玄関の方へと走っていく
その小さな後ろ姿に、ぺいんとはガタガタと倒れそうなほど揺れる椅子なんて気にせず勢いよく立ち上がってロボロの名前を口にしようとするが出来ない
rbr「に、兄さんなんてだ、だ大っ嫌いや！！！」
瞳に涙を滲ませそう叫んだ
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メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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