大きな優しい手 ページ39
学校を出たA達は、取り敢えず学校から1番近いらっだぁの家に行く事となった
散々泣いて目を真っ赤に腫らしたぺいんととロボロを見て、もう何度目か分からないがやっぱり兄弟だなぁ、とAはひとりでに感じていた
rd「どうぞー」
『お邪魔します』
rbr「お邪魔します…」
pe「お邪魔しまーす！！何か久しぶりにらっだぁの家来たかも！！」
すっかりと元気を取り戻したぺいんとに対し、ロボロは妙に落ち着かないのか辺りをキョロキョロと見渡している
キュッ、と弱くぺいんとの服の裾を掴んだロボロの手をぺいんとは優しく包み込んだ
びっくりした様子でぺいんとを見上げたロボロだが、何とも兄らしい優しい笑顔を向けられて少し照れたように俯いた
rd「ろくなもんないけど大丈夫そー？」
『まぁただお話しようと思っただけだし良いよ』
Aから発せられた"お話"という言葉にロボロは小さく反応した
「取り敢えず座って」と3人はらっだぁに促されて素直にソファに座る
rd「んで、早速本題に入るって事で良いの？」
『そうだね』
2人に言葉にぺいんとは耐え兼ねたように声を上げた
突然の事に驚き、反射的にぺいんとを見る
pe「こんな暗い空気で話したら呂戌太が可哀想だろ！俺らは別に呂戌太を怒りに来た訳じゃないんだから」
rbr「に、兄さん…別に俺は…」
ロボロが言い終わる前に、Aは素早く『ごめん！！』と謝罪を入れた
『いや、そのぉ…別にロボロの事を責めたいんじゃなくて…こういう空気にしたかった訳でもないんだけど。…えーと、なんていうか…』
rd「まぁ、俺達はロボロの誤解みたいなのをしてるっぽいからそれを解く為にお話したいってこと、かな」
『そういう事！』とAがらっだぁに大袈裟に反応すれば、「Aって頭良いけど馬鹿だよなぁ」と小馬鹿にしたように笑ってAの怒りを買っている
いつもと変わった様子の無いおふざけを見て数回瞬きをしたロボロは、どことなく安堵の表情を見せた
pe「呂戌太、この話は多分俺が1番関係ないと思うから言うけど、俺は3人の話に邪魔はしたくないしするつもりもないから席を外したい。でも、呂戌太は俺が居た方が安心出来るならここに居る。それだけは考えて欲しいなって思ってさ」
ぺいんとの大きな手が、安心させるように優しくロボロの小さな手を握っていた
pe「あ、でもこんな事言ったら尚更緊張しちゃうか？うわぁー、ごめん」
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メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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