だって仕方ないじゃん ページ41
『痛っ…え、どしたの？らっだぁ』
Aが全く意味が分からないと言う風に自身の頭を小突いた男の名を困惑の声で呼んだ
それと同時にAが頭を抑えたことによりロボロから手が離れ、隣に座っている兄の胸の中に自ら沈んでいき必死に呼吸を整えようとしているロボロの姿がらっだぁの視界の片隅には映っている
その様子に、Aに名前を呼ばれたらっだぁはAの顔を見てあからさまに―――まるで自分で理解しろと訴えかけているようにも見てるが――大きく溜息を吐いた
だがそんな事で理解するような女ならばここまで苦労していない
当然理解する筈も無く、逆にAにとっては自分の顔を見て溜息を吐かれたので良い気分ではない
rd「言い方。もうちょっと考えて言わないとダメでしょぉ？ロボロはAの事が恋愛的に好きってずっと言ってんのにAが好きなんて簡単に言ったら勘違いするよ」
『えぇ…でも…』
rd「でもじゃない。そんなんだからロボロも勘違いするんでしょおが。もうちょっと自重しなさい」
『…うん、わかってる』
未だ弟としての意識が強いのだろう。ロボロからただのお姉さんとして見られていないという事はA自身理解している。ただ、理解しているだけで受け入れる事が出来ていないだけだ
少し納得がいかないという表情をしている為思わず頭を撫でようとしたらっだぁだが、その手はAの髪にすら届くこと無く空中で止まった
否、止められた
理由は明白だ。子供らしい手がらっだぁの手首を掴んでいる
ロボロは机を乗り出し短い腕を必死に伸ばしてギリギリ掴めているといった様子で、机に支えとしてついている手と腕は少し震えていた
未だ熱が冷めていないのだろう頬を薄らとピンクに染めながらも目だけは鋭く、それでいて弱々しくらっだぁを睨んでいる
rd「そう、それだよそれ！おめぇが俺らにしてる勘違い！」
rbr「…え？」
まさかそんな事を言われるとは思わずらっだぁの腕を掴んでいる手から力が抜ける。少し体勢が辛かったのかそのままぎこちない動きで元の座る体制に戻った
らっだぁももはやAの事なんて放ったらかしで話を進める
rd「お前、Aと俺が付き合ってると思ってるだろ」
もしくは付き合ってはなくとも両思いではあると思ってるとかか？
微かにロボロの体が反応した
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今回のタイトルどっちでも受け取れるようになってます✨
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メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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