まるで禁断の果実 ページ42
明らかに目を逸らしながらきつく唇を結ぶロボロは、はいそうですと言っているようにしか見えない
「やっぱりそうなんだなぁ…」とAでさえも思う程だ
rbr「な…んで、そう思ったん…？」
言い淀んでいたロボロが小さく口を開いて弱々しく言った
そんなロボロを見かねてか隣でぺいんとはロボロの頭を優しく撫でている
んー、とらっだぁが思い出そうとする仕草を見せた後、あっけらかんと言ってみせた
rd「だってぽまえ、思い込み激しいだろ」
rbr「え“…」
直球で、しかもそんな事を思われていただなんて、とロボロはショックか何かで石像のように固まってしまう
これにはぺいんととAも、「うわ…」とらっだぁに思う他なかった
rd「だってさぁ…俺が昔Aにクッキー作ってAが喜んだって話をぺいんとがしたんでしょ？ぽまえならAが俺から貰ったことに喜んでるんだとか、自分が渡してもあんまり喜んでくれないだろうとか、そんな事でも考えたんだろぉ？他にも…」
らっだぁが一つ一つ思い当たる節を話していけばAが呑気に「ホワイトデーの時のやつかなぁ、懐かしいなぁ。ロボロの作ったクッキーかぁ、めちゃくちゃ欲しいなぁ」とか考えている一方で、ロボロはらっだぁの言葉ひとつに反応を見せている
この2人の考えている事なんて容易に考えつくぺいんとはこのなんとも言えない空気感に苦笑いしか零れなかった
ふと、思いつく限り話していたらっだぁが心底面白いと言う笑顔でロボロを見ながら唇を止める。しかし、そんな笑顔はすぐに崩れた
rbr「だっ、てぇ…ぅ、だって…猿山はA姉さんの事大事に思ってて、すごく好きだからぁっ…ぅうっ…」
rd「…え、は。ち、ちょっ待て…！！」
ガタッと大きな音を立てて椅子が揺れる。らっだぁの静止も虚しくロボロはそのまま言葉を止めない
rbr「猿山がっ…こ、んなにA姉さんの事、好きやのにっ…おれが、勝てるわけないやん…！うぅぅぅ…！！」
無意識なのだろう。らっだぁへの意趣返しはとんでもない強さだった
冷や汗が滝のように流れ、身体がどんどんとあつくなっていっている事をらっだぁは感じている
思わせぶりな発言や行動は多く行った。だが口にしたことは無い
隣に目線を移したいのに絶対に移したくない。そんな衝動に駆られながらも、意を決して目をだけを動かした
rd「ぇ…」
らっだぁの目に映ったのは、それはそれは綺麗に色づいた林檎だった
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メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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