ここからが分岐点 ページ45
Aの胸の中で、まだこれから大きくなる可能性が大いにある小さな身体を丸めながらAにしがみつくロボロの頭をAは優しく撫でている
そこへ、少し控えめな声で声を掛けられた
rd「あー、あのさ、もう良い…？」
優しくAの肩を人差し指でつんつんしたらっだぁは少し恥ずかしそうな、だが少しだけ真剣な目でAを見ている
らっだぁの方を向いてすぐその目で見つめられて思わずAは言葉に詰まるが、直ぐに喉から言葉を引っ張り出した
『あぁ、ごめん。ロボロ、そろそろ大丈夫？』
rbr「…おん」
少し名残惜しそうにのそりと動くロボロを遅く感じたらっだぁはロボロを軽く掴みあげた。それと同時にロボロから「う“…」と小さく声が漏れる
そんな2人を困惑したようにして交互に見るAにらっだぁが笑いを零せば更にAは困惑した様子を見せた
rd「ちょっとこいつ借りんぞ〜」
rbr「クッソ！猿が俺に何や猿！！離せや猿！！」
rd「はーい、猿猿五月蝿いぞ〜」
未だぽかんとした顔のAを見て愛しさを感じながらくすりと笑ったらっだぁはロボロを連れて部屋の角へと連れて行く
rd「て訳で、お前さぁ〜〜？？？いや、別に結果オーライって感じだったけどぉ…」
張り詰めていた何かをやっとの事で吐き出したかの様に声を発したらっだぁは、少し前からいつもよりも頬を薄く紅色に染めている
ロボロは自分が散々猿と罵った目の前の男が何の事を話しているのか分からなかったが、必死にロボロへ訴えかけるらっだぁの瞳を見ればすぐに分かった
俺と同じ目――――――恋をしている目だ
俺よりも優位な立場に居るくせに、俺よりも長く一緒に居るくせに、それを自分で理解しているくせに。なのにちっとも自分に自信を持てていないのが心底ムカつく
その気持ちをよく理解することが出来てしまっている自身にも心底ムカつく
少しでも大人になりたくてこの怒りを抑えようと暫く黙っているロボロの気持ちに気付いたのか、笑顔でらっだぁはぽんぽん、とロボロの頭を優しく撫でた
rd「早く大きくなれよ〜？」
rbr「んなもん、俺が1番思っとるわ！」
まるで小動物の威嚇。らっだぁの手を控え目にどかしながらもらっだぁを睨んでいる
その様子にらっだぁが笑いを零せば、勿論ロボロは更に目を鋭くして声を上げようと口を大きく開こうとする。しかし、その前に大きな声が耳に届いて喉まででかかった声はロボロから発せられなかった
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メロ(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます✨ちょこエクレア様の作品を拝見させていただきましたが、rbrさん可愛かったですありがとうございます🥰更新頑張らさせていただきます✨ちょこエクレア様も更新頑張ってください✨ (2023年4月2日 15時) (
レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ﾌｧｯ!?rbrさん可愛すぎません？！更新頑張ってください！！ (2023年4月2日 13時) (レス) @page15 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます✨勉強も執筆も頑張らさせていただきます✨ (2023年3月29日 9時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
K - 勉強、頑張ってください！作品も作者さんも応援しています！ (2023年3月29日 0時) (レス) @page13 id: 0144c1d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます✨そう言って貰えて嬉しいです。これからも更新頑張らさせていただきます✨ (2023年3月17日 15時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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